みなさん、こんにちは。
高機能自閉症の小学生男児を育てているぴょんたろうです。
このような悩みはありませんか?
エレベーターのボタンを見るとずっと押し続けていて困る。
どうやって支援したらいいの?
自閉症では、自分で決めた儀式行為、強迫的な行為も含めて繰り返すこだわりを繰りかえすことがあります。
1人でリラックスするためのこだわりならば、許容できても世間に迷惑がかかってしまうような行為は早急に改善する対象となります。
何より、親は移動のたびに疲れてしまい時間も精神的エネルギーも消費してしまいます。
今回は、この本を参考に私も勉強しながら書いていきます。↓
ま・・・まじ・・・・・かよ?
これうちの子にどストライクやんけ
早速実践しよう!!!!!
(まだ記事読んでないけど) https://t.co/nqFFjjzCYF
— QAパパ@息子が自閉スペクトラム症 (@QA39368831) January 18, 2021
自閉症【対処法】エレベーターのボタンを押すこだわり
外でのこだわりや儀式的行為は早めに対処を
早めに対処しましょう。
理由は以下です。
・人に迷惑がかかる
エレベータのボタン押し行為はその基準に当てはまっています。
ですから「こだわりだから~」と見守っているわけにはいきません。
(迷惑にならないこだわりはできる範囲で見守りましょう)
今すぐに改善にむけて動き出しましょう。
本来、自閉症のこだわりは不安のあらわれ
自閉症のこだわりは想像性の障害と結びついています。
人は想像力があるからこそ、次を予測できます。
人の脳は「わからないこと(未知)=不安」という本能がありますので、予測できない自閉症の人たちは、常に未知の不安のなかで生きているようなものですね。
参考:【発達障害】こだわりへの育児方法ってどうやればいいの?
ですから、繰り返し規則性のあることに没頭することで、精神的に落ち着いているという面が自閉症にはあるのです。
本人は、想像力の障害があるために
「自分の行為がどのように周りの人に影響を与えているか?」というところまで考えることができません。
エレベーターが開け閉めすることで、乗ろうとしている人が挟まれる危険性や、一緒にいる人(親)が困る、危ないということがわかりません。
なぜならば、想像力の障害があるからです。
自分がしている行動によってどんな迷惑がかかるか想像できないんだ。
自閉症のエレベータのボタン押しこだわり行動の改善方法
①「エレベーターが開け閉めしているとどうなる可能性があるか?」を絵で示して説明しましょう
まずは、自分の行動によって起きる周りへの影響を伝えるために
✔「想像力の障害の部分を視覚支援で子供に説明してみる」という
対策がまず1つ考えられます。
ボタンを押すと「人がはさまれたり自分の指もはさむかもしれない」周りにいる人が困っているひょうな絵をかいて、あるいは作って家庭で説明する時間をとってみましょう。
Wordで説明用の視覚イメージを作ってみました。(説明用です。)
よかったら使ってください。
適宜、修正してお好みで使ってください。
②禁止だけではなくて代わりの行動に置きかえる
社会的な迷惑であることや、人が挟まれる危険性などを絵で伝えました。
くせやこだわりは、急になくしてしまうとパニックや精神が不安定になったりします。
ですから、ボタンを押す行動にに似ている感触・効果のものを用意して、持ち歩いて、おしたくなったら押すように子供に教えます。
これは療育の基本のようで、前の記事でも問題行動のときにK先生に教えてもらったことがあります。
ちなみに筆者の息子はカートのコロコロや自転車のタイヤをずっと回し続けていました。(苦笑)
それはコロコロ(キャスター)を買ってきて、そこじゃなくてもできる機会を作ったので徐々になくなったのです。
実際に作ってみたのでよかったら使ってみてください。↓
⇒エレベーター 視覚支援②(Word ダウンロード)
どうやって作ったらよいのかわからず、〇×カードで作ろうかと思ったのですが、息子の療育でもらったルールブックがあったのでそちらを丸パクリ参考にさせていただいています。
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ありがとうございます。(^^♪
自閉症の子供のこだわりは少しづつ減らす
繰り返しますが、本によるとこだわりは急に減らすのは難しいので回数を決めるなどして時間をかけて減らすと書いてありました。
生活に支障が出る前になるべくいい形のものに置き換えていきたいものです。
【自閉症】エレベーターのボタン押しこだわり行動のまとめ
エレベーターのボタン押しこだわりの改善方法は
✔代わりとなるモノで少しづつ置き換える
外でのこだわりは、周りの人もいらしゃるので親御さんはとても大変だと思います。
少しでも毎日の苦労が減って心穏やかに過ごせることを願っています。
【参考】こだわりのパニックなどの対処に使える視覚支援のダウンロード記事はこちら。
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