こんにちは。
ぴょんです。
自閉症の息子は「整理・統合が苦手」という特性があります。
先日、学校でこのようなことがありました。
・渡せない
・どうやって整理したらいいのかわからない人
療育の先生に聞く。
失くしものが多いときにどうしたらいいのか?聞いてみたところ。
K先生はこのように言っていました。
こういう時はできている時の情報を得ましょう。そしてなんでできているのか見つければ介入が導けます。お母さんの声かけもその1つだと思います
まず、できているときの情報を得ると回答いただきましたので、まとめてみます。
あってる気がします。
まず「外部要因」と「自分要因」をわけてみる。
K先生には「先生が変更になって渡そうとしたとき渡せない」「実力テストで持ち物が移動した原因」なども送ってみました。
これは、わたしが息子から聞き出した「子ども自身が認識している渡せなかった理由」になります。
これは、
「人のせいにするんじゃない!!」
「実力テストで持ち物が移動してもちゃんと管理してれば渡せるでしょ!言い訳するな!」
とか事実を言わなくていいのです。
なぜならば、あくまでもこれは言い訳ではなくて「息子はどうやって認知しているか?」の情報だからです。
私は、当面の目標を「子どもの自己認知をあげること」にしていました。
そのため、1つのことしか注意がむきずらい私は自己認知の支援のようなものまでしか、残念ながら思いつきませんでした。
この部分は本人の中では、事実なので、もし誤認識がありそうだったら、納得できる形で認識の修正をしてあげたらいいと思っています。
あるいは、「こうしたらできたんだな」ということが息子本人がわかれば、あとから認知が修正されるかもしれません。
私はこの問題と実際の子どもの問題を混ぜて、K先生にLINEしてしまいました。
しかし、このことを知っていたのかわかりませんが、K先生は必要最低限のことしか返信してこないのです。
(これも勝手な推測です)
余談ですが「いつも怒っている」と何が重要なのか?わかりにくくなるといいます。
怒りを見せるのは「ここぞ」の時にするのがいいかもしれません。
話を戻します。
子供自身と「その他」にわける。
自閉症の息子が「プリント渡せない」を分類します。
子どもの認知? | 子どもの行動? | 注意力? | 整理 | 動機づけ? | 外部要因? | |
プリントを持っていく |
➝数学のノートにはさんだ | 知る | あり | あり | バッグの書類がぐちゃぐちゃ | |
プリントを出そうとする |
・担任が変わってる ・実力テストで持ち物が移動 |
取り出す | あり | あり |
書類がすぐにわからない? ➝「数学ノートにはさむ」 |
|
プリント渡す |
渡す | あり | あり |
担任の不在 時間がない タイミング |
息子は出そうと頑張っているので、動機付け&注意力の問題はなしです。
これは経験の少ない私でもなんとかすぐわかりました。
認知も把握していましたので、整理の欄を追加しました。
自閉症の特性がすぐにわからない場合は、表ではなくて、氷山シートなどをつかってください。
出来ているときの情報を集めるということでしたので、「渡せている(いた)ときの情報」をまとめてみます。
さらにK先生は「おかあさんの声かけも大事」といっていたので、これも忘れないように追加しておきます。
提出するものの明確さ・定位置 | 先生の行動 | |
できてるとき |
連絡袋があった? (決まってる?) |
提出物があるとき、出してない生徒に声掛け? デイリーライフ回収? (知ってる?) |
できてないとき |
筆箱にいれたり(親) 数学のノートにはさんだり (決まってない) |
眼科報告書を提出されることを 知らない。 |
この表のまとめ方もかなり適当なのですが、なんだかわかりませんが
「決まってない」「知らない」という結果になってしまいました。
ということは、できているととき「決まってて知ってる」ということがあるのでしょうか。
でも、何か成功させようとするのであれば「相手に頼んで知ってもらっておくこと」は大事かもしれませんね。
整理の案を考える。
相手にわかりやすく知ってもらうこと
これが導き出されました。
息子によると「プリントが渡せない」というのは「失くしたかも」ということなのです。
その後、あわせて3回探したのですが、やはり見つかりませんでした。
落とし物が返ってくるかどうか?というのは
「名前が書いある」というのが原則です。
□整理ができるグッズを買ってくる
とりあえず、これが案です。
こんなのすぐに思いつくだろうと思うかもですが、いかんせん。
私も整理が苦手なのです。
しかし、例えば、わたしでいうと「表」などのツールがあることで、自分なりになんか整理されたりするわけです。
このグラフや表という存在を知らなかったり、使えないとしたら?
データが何も整理できない!!って思ってしまいます。
何が言いたいか?っていうと、世の中にはさまざまな整理のための便利グッズがあります。
要するに、わたしはセリアに出かけました。
息子に「整理グッズの存在」を知らせるためです。
本当は「自分は整理が苦手だから、100均でなんかないかな~っ」気付けて出かけに行けたらいいのですが、それはおいおいゆっくり知っていけることでしょう。
【案①】セリアで適当に整理グッズ買って渡した
とりあえず、整理に便利そうなグッズを適当に買って、渡しました。
ここで「これを使ってこうするとできる」といってしまうと、押し付けになってしまうので、まずは「世の中には整理・整頓に便利なグッズがあること」を知ってもらうのです。
K先生は、「存在すること」を教えるのがはじめのステップ?であると言っていたからです。
セリアに行く前に、息子に「100均にいくけど、ついで買いしてきてあげるよ。文房具で買い足しとかある?」と聞いたところ「緑の蛍光ペン買ってきてほしい」といってました。
なので、セリアの商品と一緒に渡すときに「自分が頼んだ蛍光ペンは?」となって少し興味がむくはずです。
これがないと「親が勝手に買って勝手に突然に押し付けられたものだけ」になるので、あまり注意がむいてくれない可能性あるからです。
お買い物をするときに「自分のおやつを1つ買ってきていいよ」
パターンの逆バージョンです。
便利グッズの存在を知っているのは私なので、わたしがお買い物をするので1つ買ってきてあげるよ?というものなのです。
一応、軽く商品の説明と使い方は、一緒に勉強をするときに見本をみせたあと使ってもらいました。
蛍光ペンを持って、読みながら引くといいよ、とかです。
付箋の使い方も一応、整理の練習になるので、それの使い方です。
これは直接的に「失くしものがなくなる」というのとは遠回りなのですが、「ふせん」という存在は忘れやすい人の外部メモリとして最適ですし、色別で明確にわけられるので便利なのです。
一応、買ってきたものの中に「プリント入れ」や「書類オーガナイザー」があります。
【案②】封筒に入れる
「先生あての書類がありますよ」というのを本人や周りの人が見ても一発でわかる。
あるいは「教室で落としてしまった」としても、宛名の元に届くようにしました。
一般常識レベルの気もしますが・・・。
私の配慮が足りず書類を渡したばっかりに、申し訳ないです。
でも気づいたからいいんですね。
この書類をどの便利グッズに入れるか?どこにいれたらいいのか?などは本人に選んでもらおうと思います。
このままでも、他のぐっちゃぐちゃのプリントとは区別されるので大丈夫な気もします。
数学のノートに区別するためにはさんでおくという、涙ぐましい本人の努力もいらなくなりますね。
まとめ
気づきシートを作成しようとしたらちょっと違ってしまいました。
気づきシートはもう少し、実践を積んでからのほうがいいので、しばらく整理の方法を教えようと思います。
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