こんにちは、ぴょんです。
こんな悩みはありませんか?
「自閉症の子供が学校に行き渋る・・・」
息子は、高機能自閉症です。
しかし、順調に行っていたのに突然、小学校3年の終わりくらいから、学校に行き渋るようになりました。
そして、息子は行けない日が増えてとうとう小学校4年生の秋くらいに月に2日くらいしか登校できなくなりました。
それが3か月くらい続きました。
もちろん、バザーも音楽会も持久走の行事も出ません。
療育の先生がABAの対応を教えにわざわざ毎朝、家に登校指導に来てくれたのですが、それは今回の趣旨と違うので別の記事にします。
息子が前向きな気持ちになるように後押しして学校に行けた「自信をつける」という支援が必要でした。
そんなときに一番効果的だった視覚的な支援をご紹介します。
【登校渋り】カレンダーに行けた日を視覚的にわかるようにする
息子が学校のパソコンクラブで作ってきたカレンダーに花丸をつける
実際に使ったものです。
学校に行けた日には、シンプルに花丸をつけていました。
子供の好きなシールでもいいと思います。
しかし、シールではなく花丸にしてよかったなと思います。
遅刻して学校に行けたときは「ただの〇」にした
なぜ、シールではなく手書きの花丸にしておいてよかったかというと「遅刻したけど学校に行けた日があった」からです。
そのような日は「花丸」ではなく、「ただの〇」にしました。
あまり深く考えずに学校に行った日を花丸にしたのですが、遅刻したときに療育の先生にきいたところ
花丸ではなく「ただの〇」にするといいですよ。
とアドバイスをもらいました。
そして、25日はただの〇にしました。
私は、「できた=シールはる」「できない=シールはらない」という「できたか?できないか?」の思考になっていたことに、k先生の言葉で気づきました。
そうではなく、「どれくらいできたのか?」までシールで評価して認めてあげられるように作ったほうがいいと思います。
息子は車が好きなのですが車のシールを適当に貼っていたら、達成度をシールで分けるのは難しいと思います。
ケースによるので、「できたか、できないか?」だけで評価するような場合はもちろんシールで大丈夫です。
✅「もう少し」「頑張ったね」「よくできました」文字でわける
✅スタンプでわける
上記のように達成度が変わるようであれば、たくさん商品もありますので、自閉症のお子さんが好むものを検討してみましょう。
(画像をクリックするとAmazonにとびます)
👆このように、「文字がわからない」けど色は好きでわかるお子さんは色で達成度をわけたり。
スタンプなども。あまり「頑張りましょう」はつかわないと思いますが。
【カレンダーご褒美支援】の効果があったのは「子どもが自信をなくしてたから」
当たり前に学校に行けてたらご褒美は意味がなくなる
結論からいうと、カレンダーのご褒美が効果があったのは、当時の息子にとって「学校に行くことは難しいことだった」からです。
ボクは「学校に行けない病気」になったんだ
自分でも学校に行きたいのに行けない・・・辛い胸のうちがこの一言に現れています。
頑張ろうと思っているのに「できない自分」をわかっているとき、人は大人だろうが子供だろうがとても辛いです。
難しいこと、頑張らないとできないことだから、「認める」ことが自信になるのです。
できたからご褒美をあげるのでないのです。
そうしたら、「いつも遅刻しないで学校にいっている子ども」は褒められるべきです。
しかし、逆なのです。
本人にとって難しい・できないことだからこそ、遅刻しても褒めるのです。
皆さんは歩けても褒めてもらえませんよね。
それは、歩くことが私たちにとっては当たり前で簡単にできるからです。
頑張って歩いているわけじゃないので、褒めなくてもいいのです。
しかし、うつ病の人が散歩に行けたとしたら、それは本人にとってはちょっと頑張らないといけないことです。
頑張りを「認める」ことで本人も自信になるのです。
(👆カレンダーで褒めるは学校に行きはじめて10カ月続けました。今では学校に行くのは当たりまえなので褒めたりする必要もなくなりました。)
周りからみて「散歩に行けたくらいで褒められるようなことじゃない」という(比較ありきの)相対評価ではなく「本人の中で頑張った」という絶対評価です。
息子は、学校に連続で何日行けたのかカレンダーを数えて自信を取り戻していったのです。
そして、親の私も褒めることができます。
シンプルでいて、「本人がどこでがんばったのか?」というのは大事です。
ぜひ、お子さんのできた「結果」ではなく「頑張っているところ」を認めてあげてください。
そこを大好きな親に認めてもらえないと子供の心はしぼんでしまい、荒れてしまうことだってあります。
✔ゲームをやめれなかったけど自分から30分後にやめれた
✔自分で決めることができた
結果ではなく、本人にとっての頑張りを理解してあげましょう。
まとめ
✔頑張ってるポイントは人それぞれ
✔できたか?できないか?だけで決めれないこともある
不登校の時はとても辛かったです。
しかし、ほとんど療育の先生のおかげなので感謝してもしきれません。
家で暴れる息子がいるので、家の中で過ごせず車も免許もない私は街を泣きながら過ごしました。(苦笑)
そんな時に助けてくれるのは、同じ障害の子供を育てている友達だったりします。
私は、1人で不登校を脱出したのではなくて、助けてくれる人がいたから頑張れたようなものなのです。
本当にありがたいです。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
皆さまの参考になれば幸いです。
(^o^)/
コメント