こんにちは、ぴょんです。
自閉症の療育って何からはじめればいいの?
家でもできることあるの?
・・・がコンセプトのこのブログ。
今回は息子が幼稚園の年長さんのときに児童発達支援のサービスを受けていた療育期機関さんからいただいて
家で取り組んでいた療育を紹介します。
✔家で取り組める療育が知りたい
✔自閉症の子供に褒めたいけど褒める部分なんてない!
息子が幼稚園の時に #放課後等デイサービス でもらった家でできる療育を紹介する の記事です。#自閉症 #自閉症スペクトラム #療育 #発達障害https://t.co/LUo4fGbsDP
— ぴょん@自閉症の育児ブロガー (@pyon_tarou22) January 26, 2021
児童発達支援で突然出された宿題
自閉症の子どもができるお手伝いを決める
高機能自閉症の息子は現在は小学校6年生です。
当時、療育で児童発達支援というサービスを受けていました。
6歳になったばかりの幼稚園年長の子どもが通うのは、TEACCHという手法を用いて、主に絵カードなどで動いたりするような感じの療育でした。
【参考】TEACCHってなに?理念を知ろうの記事はこちら。
そこで、先生から「子供が家でできるお手伝いを1つ決めてきてください」と言われました。
【自閉症の療育】お手伝いのご褒美カードの台紙をもらう
私は適当に「テーブル拭き」にしました。
あまり深く考えてはいません。
「テーブルくらいならとりあえずふけるだろう」くらいの感覚です。
そして、画像の「ご褒美のチェックができるシート」をもらいます。
ご褒美のカードをはさめるようになってました。👆
よく覚えていませんが、たぶんチェックは発達支援の事業所側で、先生がチェックしていたと思います。
チェックの方法
「どこで誰が?」を決めるのは大事だよ。
覚えておいてね。
頑張ったご褒美のカードがたまっていくのは嬉しい
当時の息子は仮面ライダーフォーゼやウィザードや鎧武が好きだったので、ご褒美のカードはそれらです。
印刷した画像をラミネーターで切った手作りのカードようです。
それが児童発達支援に行って帰ってくると3枚くらい増えていました。
専用のファイルももらえたので、勝手にたまっていったようです。
【自閉症の支援】家でお手伝いをしてみて失敗したこと
先に誰かの失敗例を知っておくと支援が成功する確率は高まる
家でお手伝いのご褒美チャレンジをしていたとき、失敗したことの気づきがあります。
「こうするとうまくいくよ」という成功する方法というのは、基本的にはすべての人にあてはまることですが参考になりません。
私が子どもの評価をせずに適当にマニュアル通りに支援をしてみたときは、だいたい失敗します。
それよりも「これをして失敗だった」ということの方が皆さんの役に立つと思います。
失敗からしか人は学ぶことができないからです。
自閉症の支援ははじめが大事?!
理由を先にもってきてしまいましたが、自閉症のお手伝いチャレンジで失敗したことの結論を言います。
はじめが大事なんだよね。
失敗の内容を療育の先生に話したときに、K先生が放った言葉です。
あなたは、どんな失敗をしたら「はじめが大事」だという結論になると思いますか?
「ある基準で達成したことは次回もその基準でもらえる」と思う
テストで70点とったら
「遊園地に連れて行ってもらったよ」
この場合、70点とったら(自閉症の)子どもは(特に)遊園地に連れて行ってもらえたことを学びます。
70点とったから動物園いく!
毎回、70点とれば動物園につれていってもらえるとおもってしまうのです。
因果関係をどのようにとらえるか?ですが、70点とったらご褒美がもらえています。
このアルゴリズムを理屈にあてはめると、次回も70点以上はご褒美をもらえるはずになるわけです。
(正確には1対1なので違うけど)
少なくても「次の70点ぴったりとったときのご褒美はもらえる」計算になります。
もし、あなたがご褒美の基準をとても低いものでOKにしてしまっていると「覚えさせたいスキルと達成度」がめちゃくちゃになってしまうのです。
ご褒美で子どもを強化するときは「ちょっと上のレベルで強化」しましょう
私が選んだ息子にさせるお手伝いは「テーブル拭き」でした。
これは、郵便受けから新聞を持ってくるなどと違っていて完成度にレベルがあるものでした。
テーブル拭きはどこを拭けばいいのかわかりにくいです。
今、適当にシールで順番を子どもの机にはってみました。
こんな感じで布巾の幅にあわせて順番の目印をつけます。
これは「場所と順番」を明確にするためのシールです。
当時は、見本をみせたあと、手を添えて教えようとしたのですが、たぶん拒んだので息子1人でやらせみたらこうなりました。
息子は布巾をぐしゃぐしゃにしたまま、ふわっと撫でて終わりました(笑)
それはいいんです。
失敗したのは、ここで正しい方法とレベルで強化せずに「テーブル拭き頑張ったね」といって褒めてご褒美をあげて強化してしまったことです。
すると、遊園地の例と同じになります。
「テーブル拭きの1回目のご褒美がもらえた基準で次もご褒美を与えないといけない」のです。
失敗した~
そして、K先生の「はじめが大事」につながるのです。
はじめが大事なんだよね。(笑)×5
「はじめが大事ってことを
はじめにいっておいて欲しかった」(笑)
・・・と思います。
ですから、まだ支援をしていない皆さんはラッキーです。
私ははじめに皆さんに伝えているつもりなのです。
(頑張りカードでもうやってしまっていたらすみません。)
支援をするときは、目標の水準をしっかりと決めておきましょう。
子どもの様子をみてできそうなラインで課題のレベルの難易度を上げ下げしてください。
自閉症の子どもが大きくなってお金の概念を覚えたらご褒美がお金に進化した
自閉症の子どもも労働の対価としてのお金をもらうととを学ぶのは大事
息子の通っていた療育では、お金というなんでも交換できるスーパーチケットの意味・役割を果たすということを理解・学習できる年齢になってからは、お金に変わっていきました。👆
ご褒美システムについて「見返りがないとやらない子どもになる」という賛否もあるようです。
しかし、お金というのは頑張ったり人の役に立った価値提供としてあとからついてくるものなのです。
それくらいお金を稼ぐというのは将来の仕事という概念にもつながってきます。
早いうちから、自分でお金を稼ぐことの大切さを学ぶのは自閉症の子どもにとってもいいことなのです。
・・・って療育のK先生が言ってました。
まとめ
✔家でも自閉症の子どもの役割を作ってあげよう
✔支援ははじめの基準が大事
興味関心から支援を考える記事はこちらをどうぞ。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
皆さまの参考になれば嬉しいです。
(^o^)/
家ではお手伝いを子どもにしてもらいましょう😌
役割を与えることで、褒めるチャンスになります✨
✔️お手伝いは毎回、変わらないものを
✔️うまくできなくてもお手伝い
したこと自体を褒める自閉症ではルーティン化が得意です🤤
【毎週月曜日👉可燃ゴミ】などパターンが決まったものがオススメ— ぴょん@自閉症の育児ブロガー (@pyon_tarou22) December 11, 2020
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