【自閉症の親自身がする家での支援】はじめにすることは目標を決めることです~DLシート付き~

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自閉症 家庭 療育 支援方法
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こんにちは。

高機能自閉症の子供を育ててるぴょんです。

 

 

このような悩みはありませんか?

 

 

「家で自閉症の支援をはじめたい。

でも親の私は何からしたらいいの?知りたい。」

 

自閉症と診断がついて色々と考えることが増えます。

 

診断直後の混乱が落ち着いてくると、親は子供の障害を前向きに受け入れて支援をはじめようという気持ちになると思います。

【参考】自閉症と診断されたらするべき4つのことの記事はこちらをどうぞ。

 

 

しかし、支援といってもいったい何からはじめたらいいのか?わからないのではないでしょうか。

 

結論からいうと自閉症の支援ではじめに親がすることは「支援の目標を決めること」です。

 

山に行くのか?海にいくのか?

目標が決まっていないと「電車やバス、飛行機に船」という移動手段を知っていても、何に乗ったらいいのかわかりませんね。

 

それと同じで「自閉症の療育」をはじめる親はまず子供を支援するための目標を決めていなから、どうしたらいいのかわからないということが多いのです。

 

私もそうだったのですが、目標を決めることで何から手をつけていいのか?それをするにはどうしたらいいのか?支援を思いつくことができます。

 

これは、頭の中では絶対にできません。

 

支援を紙に書こうとしていないので、いつまでたっても組み立てることができないのです。

 

今回は支援を整理して「目標を決めるためのシート」を作りました。

ダウンロードして支援に使ってください。

 

(参考書籍:わくわく支援ツール、エンパワメント研究所)

 

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自閉症の支援ではじめにするのは「目標」を決めること

将来の子供が身に着けておいて欲しいことから逆算してみよう

(👆将来、こんな生活を子どもに送ってほしいですか?)

 

 

自閉症の支援ではじめにすることは、「目標を決める」ことです。

 

あなたはなぜ育児をしているのでしょうか。

 

将来、子供が一人で生活できるように自立させるのが親の目的です。

 

つまり「子供が将来、どんな生活を送ってほしいか?」をイメージしてから、そのためにはどのようなことができている必要があるか?逆算していきます。

 

子供にプロ野球、ピアニストになってほしいと決まっている親は、小さいうちから「プロ野球選手になるための練習」「ピアニストになるための練習」をします。

 

まずは子供が将来どんな生活を送ってほしいのか?書いてみましょう。

 

目標設定のためのシートをダウンロードできます

  

 

自閉症 家庭 療育

 

自閉症の支援をはじめるために「目標」を決めれるシートを作成しました。

 

ダウンロードして使ってください。👇

 

家庭での支援をはじめよう(wordファイル)ダウンロードはこちら

 

自閉症の支援目標を設定できるようなシートになっています。

 

①子供が将来、どんな生活を送ってほしいか?
②その生活のためには「どんなことができるようになってほしい
 (どのようなスキルが必要)
か?」
③できるようになってほしいスキルから1つ選ぶ

 

このような質問を書き込み式で書くことで「支援を決定できる」シートになっています。

 

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支援の目標を決めるシートを実際に使ってみましょう

【実践】自閉症の家での支援目標を書いてみました

 

 

字が下手ですいません。

 

まず「子供にどんな生活を送ってほしい?」の質問ですが、私は以下を設定しました。

 

 

✅困ったときに自分で助けを求められる
✅自分のことは自分でして欲しい
✅地域のリソースを活用して社会で自立してほしい
✅仕事に就いてほしい
 
あくまでも私の個人の感覚で書いています。
 
私の感覚だと「どんな生活を送ってほしい」というのはイメージになるのでわかりません。

 
とにかく直感的に「自閉症では困ることが多い生活」を想像してしまいます。

 
すると必然的に「困ったときに周りに助けを求める力」は必要です。
 
周りに助けてもらってばかりで生活は成り立たないので、自分でできるところはするという選択肢を思いつきます。

 
この2つで「なんとか自力でやることと周りで助けてもらう」セットの生活のイメージが沸きました。
 
 
「自助・共助」なんとかとかいうやつです。
 
 
あとは、地域での社会的な自立と仕事に就いているということです。
 
 

1年間で何をできるようになればいいのか?を書く

✅困ったときに自分で助けを求められる
✅自分のことは自分でして欲しい
✅地域のリソースを活用して社会で自立してほしい
 
この3つをブレイクダウンしていきます。
 
(あくまでも私のやり方・考え方ですので参考までに)
 
 
 
 
ブレイクダウンとは、「実現可能な目標に細分化すること」です。

「自分のことは自分でしてほしい」だけでは行動の目標としては大きすぎるので、小さくするのです。

このときの設定を書くコツとしては①の目標を決めて「そのためには?」という疑問で具体化していくといいと思います。

✅困ったときに自分で助けを求める
(そのためには?)
👉「どうすればいいですか?」と聞ける
✅自分のことは自分できる(自己管理)
(そのためには?)
👉自分で朝、起きられる
 
この「自分のことは自分でできるような生活を送ってほしい」と一番上の質問で目標にしたことを、小さくします。
 
 
このとき、「自分のことは自分でする」というのはあまりも抽象的で大きいので、思いつかないかもしれません。

 
実際に、いま自閉症の子供で「じぶんでできていないこと」で「将来できてほしいこと」にフォーカスしましょう。
 
 
 
それが見つからないばあいは、私はこのようにチェックしています。👇
 

 

生活を送るうえで必要なことを

「睡眠」「食事」「お風呂」「身だしなみ」

「着替え」「整理整頓」などでわけます。

「カテゴリごとに必要なスキルを細かくわけて

書き出します」

 

 

 
 
 

チェックがついている項目は設定しなくてOK

 
私の子供の場合は、「睡眠のスキル」のチェックがひとつもついていません。

 
 
画像をみてもらうとわかりますが、睡眠のスキルを6つ挙げた中で全部しようと思うのは無理です。
 
 
1つをピックアップします。
 
 
これが「自分のことは自分でできる生活を送ってほしい」からの現状での目標を1つ選ぶということになってきます。
 
 
 
スキルが流れで覚えられるのであれば3つのスキルをチェイニングして(つなげて)順行連鎖(behaiver chain)した目標にしてもOKです。

 
 
(*順行連鎖・逆行連鎖は行動分析や習慣化に関連用語です。興味のある方はるGoogleで検索してみてください)
 
 
 

スキルの課題分析(細分化)の表も参考に欲しい方はダウンロードできるようにします

私が適当に書いた「日常生活」のスキル一覧表もよかったらダウンロードできるようにします。
(課題分析になっているところと、独立したスキルが混ざっているので整理が必要です)
 
 
 
 
 
少々、お待ちください。

 
 
 
とりあえず、目標は「自分で朝起きる」に決めました。

 
この支援目標を決めたら一人で起きれるようになるための支援を考えていきます。
 
 
その支援ツールを考えるときの方法は次回の記事で書きます。
 
 
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まとめ

 
 
自閉症の子供は勝手にスキルを覚えていくことは難しいので、1つずつ教えていくことが重要になります。
 
しかし、1つのスキルを長くても3か月くらいで習慣化できます。

 
人は66回やれば習慣化できます。
 
人生のほとんどは習慣で作られています。
 
 
自閉症はルーティン化が得意です。
 
いい行動や思考を習慣化すればそれだけルーティン化もしやすいといえます。
 
しかし悪い行動も習慣化しやすいので注意したいと私は思っています。
 
 
 
 
あなたの思考も行動も習慣でできています。
 
 
今日からでもいつでも習慣化ははじめられます。

最後までお読みいただきありがとうございました。

(^o^)/
 
 

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ぴょん

ぴょんです。自閉症の育児をしています。
自閉症の育児情報ブログを発信しています。
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ぜひ、自閉症の視覚支援の参考になればと思います。

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