こんにちは。
高機能自閉症の男の子を育てているぴょんです。
皆さんは自己肯定感という言葉をきいたことがありますか?
自己肯定感が低いと、大人になっても恋愛も仕事もうまくいかなくなってしまいます。
ですから、子どものうちから自己肯定感を下げないような工夫が必要です。
特に自閉症の子供には、自己肯定感が低いと二次障害にもなったり社会的に不適応な状態になってしまう危険性があります。
今回の記事では、自己肯定感という見えないものに対してどうやって高めていったらいいのか?
今回は自閉症の子どもの自己肯定感を高めるために筆者が作ったものを紹介します。
自閉症の自己肯定感を高めるアイデア「目に見える」形に残す
自閉症の子供の自己肯定感も「感じること」なので見えにくい
自己肯定感とは、あるがままの自分を肯定する感覚です。
肯定というと、プラスのイメージなのですがプラマイゼロの「あるがままの自分」を受容する感覚です。
ダメな自分もそれはそれでいい
という感覚だよ。
しかし、自閉症の子供は見えない「感覚」について鈍感なところがあります。
ただでさえ自閉症の特性によって生きにくいのに、そのうえ自己肯定感まで下がったらかなり生きづらくなります。
ですから、子どものうちから自己肯定感を高めるような育児を親はしてあげるといいです。
自己肯定感も「見て確認できるのがいい」
自己肯定感などの見えないものは「確認できる」といいと個人的には思っています。
実際に、自己肯定感を高めるための科学的な方法には「エクスプレッシブ・ライティング(筆記開示)」という科学的に根拠のある方法があります。
しかし、筆記開示の方法は、個人の心理や状況によっては過去のいやな記憶を書くことで(記憶は引き出すことでアウトプット=強化)されるので、いいことを引っ張り出すのが前提です。
ネガティブなことを書き続けていると
強化されるから、その時に感じたことを1度だけ
メモしたり紙に書いたりするのがいいよ。
これは20分以上、自分の感情を紙に書いて「可視化」するという方法です。
詳しく知りたい人はGoogleで検索してみてください。
この記事ではエクスプレッシブライティングの効果のぜひを問うものではありません。
とにかく「視覚化することで」自分を客観視することができて、自己受容もしやすいという点です。
自閉症の息子の自己肯定感を高めるために写真に残す
見えるようにしてコメントも残せばメタ認知もアップ
これは本来は、子ども本人が「いいことをしたときの感情」を書くことで、あるがままの自分を認められるようになります。
✅今度は何をしてみたいか?
✅失敗してしまった場合は次回はどうしたいか?
上記のことを、できればお子さんが自分で振り返って一言でも書くといいです。
これは学校でもよくやっている「振り返り」の写真バージョンです。
振り返りをすることで、メタ認知力も高まります。
【参考】自閉症の子供の自己紹介はそのまま練習すればOK【自己認知】の記事はこちら
【レベルアップ】振り返りの強化にはチャレンジ日記で達成感も!!
ただできごとを記録するには写真やコメントでもいいのですが、本格的に「目標」を決めて記録して振り返りをすれば立派な支援になります。
これは、「思いっきり支援ツール」という本についている付録を印刷したものです。👇
【参考】自閉症の子供を叱ってばかり【褒めるチャンスを見える化】する頑張り表がDLできます
自閉症の自己肯定感を高めるまとめ
自己肯定感はできたことよりも、できなかったときや失敗したときでも「自分を肯定できる力」です。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
皆さまの参考にれば嬉しいです。
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