こんにちは。
高機能自閉症の子どもを育てているぴょんです。
このような悩みはありませんか?
「自閉症のパニックやかんしゃくをどうにかしたい!
親ができる支援を知りたい。」
自閉症の育児の1番か2番に辛いといっても過言ではないのが、かんしゃくやパニックではないでしょうか。
自閉症の子供もなりたくてパニックになっているわけではないのですが、パニックや癇癪を起こしてしまうと、周りにいるお友達をたたいてしまったり、授業が妨害されたりと周囲の人にも迷惑がかかりやすいことも大変さの理由になります。
そのため、パニックやかんしゃくの対応はなるべくはやく支援していく必要があります。
自閉症の子ども本人にとっても、パニックが習慣になってしまうととてもつらいです。
親や周囲は何もできることがないと考えがちですが、パニックを起こす子供を理解して支援してパニックの頻度をへらしていくことやパニックの強化を防ぐことは可能です。
そのためには、親の協力が必須です。
大変ですが、自閉症の親になってしまったからには仕方ありません。
そうはいっても、パニックに親が振り回されて怒ったり泣いてしまうこともありますよね。
それは「親のあなたもうどうしていいのかわからない」からなのです。
「どうしろっていうのよ!」「どうしたらいいの!」「泣きたいのはこっちだよ」となるのです。
その「どうしたらいいのよ」の「どうすれば?」をわかっていれば、親もパニックに振り回されにくくなります。
それをこの記事では解説します。
支援の大前提は「パニックを起こさないようにすること」
爆発する前のタイミングが命
パニックを起こしそうなときの支援を書く前に覚えておきたいことがあります。
それは、自閉症のパニックは突然に見えるようでいて本人の中には「我慢していたり」「いやなきっかけや不快な刺激」があるということです。
感受性の問題もありますので、その感覚の処理を変えろというのは無理です。
感情や目には見えないので私たち親には、自閉症の子供はいきなり「パニックやかんしゃく」を起こしているように見えます。
しかし、子供の様子をよく見ていればパニックを起こす兆候というのがあるかもしれません。👇
✅無口になる
✅イライラしはじめる
✅うなりはじめる
✅手足をバタバタと動かす
✅手の指先に力が入ってライオンの
わしづかみのように硬直したポーズをとる
風船がふくらみ始めて破裂してしまう前のふくらみはじめたときに気づいて空気をぬければ「破裂(パニック)」は予防できます。
この上記のイライラがふくらんでいるときが勝負です。
このタイミングはコントロールが可能な領域です。
これが自分の怒りの場合も同じです。
イライラしてきたぞ。〇〇しよう。
このイライラが風船に入っているとしたら、ふくらましはじめたらすぐに空気を抜くのです。
これが親のできる子供のパニックやかんしゃくの支援を入れるタイミングになります。
イライラしたらする行動を決めておく
カードよかったら使ってください
親が子どもの支援をするべきタイミングはさきほどわかりましたよね。
子供がイライラしはじめたこのタイミングで支援をします。
上記の画像がダウンロードできます。
落ち着ける場所や落ち着くための言葉はそれぞれ必要に応じて書き換えてください。
⇒パニックにになりそうなときの視覚支援素材 (word ファイルダウンロードはこちら)
印刷したあと必要に応じてラミネートしてください。
落ち着きそうな活動が思いついたら追加して使ってください。
自閉症のパニック時に使える支援カードの説明です
②言葉・好きな呪文をとなえて我慢
③音楽やトランポリン・深呼吸などをする
ママ。
ぼく。学校でちょっといかつい人が来たら
カウンターモードになるんだ。
(笑)あるあるぅー。
ママのほうが2回多くひっかいたから
あと2回ひっかかせて。
今思い出しので放課後デイでのやり方を紹介する
イライラしたら親に報告する
ねーーー!!
マジであいつ(ゲーム機)ぶん殴りたいほど怒ってるんだよねえーーーー!!
〇〇(息子の名前)のイライラはレベルいくつ?
・・・と子供がイライラしているときに、使ってみたら「きー」ってなって破られましたけどね。
イライラしてるときに使うものだと思っていましたが、イライラしているときに紙なんて破ってしまうのでラミネートをかけておけばよかったです。
よく考えたら、どちらも子ども本人が自分の怒りを認知できるというところがちゃんと支援されています。
「イライラしています」と言いに行けるほどならば、もうその子は冷静でイライラしてないのでは?と思ってしまうんですが、報告しにいくということでいったん自分の怒りから距離もおけそうでよさげです。
気づいたんですけど私の作った今回の支援カードは、子供の認知の部分がすっぽぬけているかもしれません。
そのへんの不足も含めて参考にしていただけたら嬉しいですし、私もどっちも活用していこうと思います。
子供のできることにあわせて支援も変化しますので、皆さんも合わなかったら原因を仮説検証して、(私のカードやご提案も)お子さんにあってないと思ったら、さっさと作り変えてください。
まとめ
✔感覚の処理はかえれない
✔パニックやかんしゃくの予防や対策を考えておく
✔イライラしだす兆候をよく観察する
✔イライラしたらする行動を決めておく
✔怒りを子どもが気づくのも大事
もう、私、明日あたり自閉症の育児に挫折する予定!!
もう私、自閉症の育児に年内に挫折しますから~!!(笑)
もう無理ですーー!!(笑)(笑)(笑)
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